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尾道まで戻ります その四 [旅行]

「しまなみ海道100kmウルトラ遠足」という、タイトルからしてとんでもない
イベントがある。
福山から今治までの100kmをランニングするという凄まじいイベントなの
だが、これが毎年、どういう訳か私の旅行と重なる。
昨日、尾道から来る時点で、道に矢印のペイントがされていたり、看板が
準備されているのを見たので、ネットを見ると6/1(土)の開催であった。
「遠足」は今治へ向い、こちらは尾道まで戻るから、同じ道をすれ違う事に
なって、安全上いろいろ気を遣うから、出来れば避けたかったのだが、
何のかんのと、毎年の様に当たっている。

「遠足」は福山城前を5:00に出るそうで、さて早い人は今頃どの辺かなと
思っているうちに、こちらが大三島橋を渡る前、一番の人か分からないが
橋の手前で見かけた。
沿道の協力が手厚いと見え、あちこちに自治体のテントの給水ポイントが
あるのだが、一番の人は少し早かったか、伯方町のテントはまだ立てている
途中だった様である。記憶違いなら申し訳ない。

大三島へ入ると、いよいよランナー達がポツポツと来はじめた。
まだ11:00過ぎなのだが、早いなあと感心する。
この辺りはランナーから見て左手が海なので、そちらを走っている人が多い。
私も左を走ればぶつからないから、ちょうど良い。
自分自身と戦っている人に、或いは戦っていないかも知れないが、そういう
人達に、行きずりの私なぞが「頑張って下さい」などと声を掛けるのは大変に
おこがましいのだが、声を掛けずにはおられない。
大三島から多々羅大橋を渡り、生口島のコンビニで昼食を摂るまでの間、
ぞろぞろと切れ目なく続くランナーの皆さん方に
「お疲れさまです」
「頑張って下さい」
と声を掛け続けた。

私は普段、会社では終始面白くない顔をして座っている無愛想者で、
こういう事はまずやらないのだけれど、老若男女を問わず「ありがとう!」と
返してくれるランナーも多いから、こちらも元気を貰った気分になる。





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尾道まで戻ります その三 [旅行]

ループ坂をグルグル回り、来島海峡大橋に取り付いた。
今造.jpg
坂から見える造船所が盛業中で、結構な事である。
私は内勤の事務職しか経験が無く、大きな工場などを見慣れないから、
来るたびにいつも感心する。
四日市でも徳山でも、或いは多摩川向こうの川崎のコンビナートの威容を
スゴいなと思って見ているのだが、勿論、実際に働いている人の御苦労を
知らないので、元よりだだの傍観者でしかない。
私は自分の「仕事」なんて「実業」ではなく「虚業」に近いと思って、時々
嫌になるけれども、工場の現場で御苦労されている方々の中には事務職
の方が楽だろうなと思う人も多いかも知れない。

隣の芝生は青く見えたり、職業には貴賎なしだったり、考えるときりが無い。

来島海峡大橋はスッと渡ってしまっては勿体無いくらい見事な橋なのだが、
以前、大島側から徒歩で渡ったら、一時間以上掛かった。
なかなか渡りでのある橋で、海の上を一時間散歩するのは大変気持ちが
良かったが、片道だけでもう満腹であった。
地元の人がウォーキングで往復するならともかく、「観光」では大分時間が
掛かるから、やはり自転車くらいがちょうど良いのかも知れない。

以前の記事で「来島海峡大橋は最大のハイライト」とか「宮窪峠は最大の
難所」だとか書いてしまったが、今治からだと、ハイライトと難所が行程の
先の方に来てしまうのが残念なところである。
実は、大橋を渡ってほど近くに「亀老山展望公園」という場所があり、
ここからだと橋の全貌がよく分かる絶景ポイントである。
ただここも「ほど近く」ではあっても、とんでもない坂を上らねばならぬから
今まで何度か行った事はあるけれど、今日は曇りだし、パスにした。
以前上った際汗だくになり、売店の人が「藻塩アイス」を薦めるので買ったら
あまりの美味さに悶絶し、もう一個買って食べた。
これに比べたら伯方の塩ソフトは屁だと、その時は思ったけれど、実際には
屁の方が入手しやすいし、いつも食べているから決して悪口ではない。
クルマで上って行って食べても、藻塩アイスは勿論、美味いだろうけど、
アイスはやはり運動の後がより美味であるのに違いない。



タグ:藻塩アイス
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尾道まで戻ります その二 [旅行]

サンライズ糸山で自転車を借りた。
土曜日のサイクリングターミナルには玄人のサイクリストも早朝から
大勢集まっている。
締まった体形に、高そうな(笑)自転車、颯爽とした格好。
私の様なハーフパンツにTシャツ・帽子にママチャリのメタボ中年とは
厳然たる違いがある。

しまなみ海道を颯爽と駆け抜けるサイクリストは、実に格好が良いが
私なぞは地元の人にしか見えないかも知れない。
実際、今治の街中で、トラックの運ちゃんに道を訊かれた事もある。

今日は朝からレンタサイクルが大繁盛で、三段変速のママチャリしか
借りられなかったが、止むを得ないものは止むを得ない。
出発したのは8:10であった。
昨日来た道を戻るだけなので、芸の無い事よと思う向きがあるかも
知れないけれど、芸の有る無しに関らず、往復で一セットと決めて、
もう何年にもなるから、これを基本としている。
以前はサンライズ糸山に宿泊して往復したのだが、歳を取ってからは
片道でアクシデントがあったり、或いは復路が雨天や荒天だったら
自転車に乗らなくてもいい様に街中に泊まっている。
ただ、これまでは雨天荒天やアクシデントなどに当たる事が無かった。
私は日頃、ちっとも良い目に遇わないのだが、こういう所で運を使って
しまっているのかも知れない。

ちっとも先に進まないが、一人旅というのはいわば思索の時間を作る
事であって、考え事をしながら自転車に乗るのは非常に危険なのだが、
或いは乗っている最中は無我夢中でも、後で色々考えたりするので、
とにかくそんなわけで、先に進まないけど、これも止むを得ない(笑)。




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尾道まで戻ります その一 [旅行]

6月1日(土)。
今日は尾道まで戻る。
7時過ぎにホテルを出て今治駅から隣の波止浜駅まで電車に乗った。
予讃線は単線だが、松山の少し先まで電化されている。
都会の人はディーゼルカーも「電車」と呼ぶが、ディーゼルカーは
「電車」ではないと念押ししておく。

波止浜駅は無人駅だから、¥200の切符を綺麗な女性車掌さんに
渡すべく二両編成の一番後ろに居たのだが、実際には車掌さんは
列車の真ん中に移動して下車客から切符を受け取っていた。

一年ぶりの波止浜駅で電車を見送り、先に降りたおじさんが駅の
便所に行ったので、私も済ませておこうと思ったら、誰の仕業か、
小便器の中にわざわざ大きいのがしてある。
さっきのおじさんが、近所のおばさんにこの事を話している。
おばさんが「まあ、そんな事。ようやらんわ」と呆れ返っていたが、
どこにでも馬鹿な奴はいるのである。

波止浜駅から、昨日通った道に出た。
後はこの道をサンライズ糸山というレンタサイクルターミナルまで
上って行くだけである。
今日はサンライズ糸山で自転車を借り、尾道駅前まで戻る。

サンライズ糸山の近所の、今治造船への通勤のクルマが多い。
さっきのおじさんも駅から自転車で造船所まで通う風であった。
今治は今治造船なり、新来島どっくなりの造船所が多い。
昨年、外部研修で某都銀の今治支店の人とお会いした際、
「お宅には松山支店があるのに、今治にも支店があるのですね」
と、うっかり失礼な事を言ってしまったが、やはり造船絡みの金は
外為も含め、相当多いのに違いない。

駅から15分ばかり歩いてサンライズ糸山に着いた。
受付は8:00からで、15分ばかり椅子に座って来島海峡を眺めた。
来島海峡.jpg

ところで。
これまでこの一連のダラダラ文をお読み頂いた皆様方の中には
「お前、パンツはどうしたのだ」
と思っておられる方もいらっしゃるだろう。
結論を言えば、ホテルのコインランドリーで洗濯したのであって、
或いは、何だい、つまらないオチだとな思う方がいるかも知れぬ。
部屋からコインランドリーにはどうやって行ったのか追求されても
それは困る。




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発端の記 [旅行]

しまなみ海道が全通した年、私は尾道今治間をバスで往復してみた。
どういう所か下見がしたかったし、いきなり来てサイクリングって訳にも
いかないだろうと、珍しく慎重になった。
景色が良くて気持ちが良い場所だからすぐ気に入り、来年の梅雨入り前に
来ようと決めた。
初めは、東京から折り畳み自転車を持って行こうと、当時まだあった寝台
列車の個室を取ったりしたのだが、実際にはとんでもなく重いのと、
長距離を走るのにはヤワであったから、レンタサイクルが充実しているなら
これに乗っかろうと考えを改めた。
寝台列車は朝5時過ぎくらいに尾道に着いたが、レンタサイクルは8時から
なので、尾道大橋を徒歩で往復したり、何社かあった渡船を全て乗ったり
しながら時間を潰した。

この時とその翌年は、尾道から今治に渡っただけで、バスや船で本州まで
引き返したのだが、しんどいなりに様子が分かって来たのと、往復なら
片道だけでは見逃した景色も見る事が出来ると考え、三回目からは往復と
なった。

私はかつて素人なりに、東京から青森の実家までチャリで帰ったり、
翌年には東海道山陽道を経て小倉まで自転車に乗った事があり、
せっかく四国にも自転車で行ける様になったのだからというのがそもそも
の動機というか発端なのだが、青森も小倉も行きっぱなしで、帰りは
自転車を東京まで送ったから、いわば片道の旅行でしかないとずっと
思っていたのである。

かつて山陽道を通った折、たぶん糸崎辺りだと思うが、休憩の際、海辺に
自転車を置いたのを写真に撮ったら、遠くの方に架かっている橋が、
後でよくよく見てみると因島大橋であった。
後年、毎年渡る事になろうとは、この時はまだ思いもよらない。


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自転車にのりました その六 [旅行]

宮窪峠をあえぎながら、或いは自転車を押しながら、ようやくサミットへ。
この辺りは石切り場や石材店が多い。
宮窪から吉海に入るが、道路脇に「吉海町」の看板がそのまま建っている。
吉の字の左上にごく小さく「旧」というシールが貼ってある。
旧吉海町というわけだが、「今治市」のシールにしなかったのが可笑しい。

渋谷に金王坂に歩道橋が掛かっていて、茶色の歩道橋に「金王坂」と
白いペンキで表示がなされている。
以前、この「王」に点を付けた愉快犯が居て、誰が犯人か知らないけれど、
その歩道橋の上を、渋谷は学校が多いから、女子高生や女子中学生が
歩いている光景は可笑しかった。
中学生のイタズラっぽい所業だが、「旧」吉海町は誰の発案なのだろう。

峠を下り、コンビニで最後の休憩。
ここから下田味港まで一旦下り、本日のハイライトである来島海峡大橋を
渡るのである。
来島海峡大橋.jpg
来島海峡大橋は巨大過ぎて、写真も文章もヘタだから伝わらないけれど、
とにかくハンパねえとしか言いようのない橋である。
私は瀬戸大橋も明石海峡大橋も通った事があるけれども、自転車や歩いて
渡れる海峡橋では、日本ではここが一番ではないかしらん。

サイクリングマップの高低表を見ると、来島海峡大橋の上が一番高いのだが、
橋に取り付くまではループ坂だし、最大のハイライトだから上気しているのか
宮窪峠よりは随分と楽である。
橋に入ると、左手に今治の市街地が遠くに見え、眼下には行き交う船々。
長い橋だが、サッと渡ってしまうのはもったいないからゆっくり進む。
もとより、橋の中央までは上り勾配だから、スピードが出ないのだが。

料金所に¥200のクーポンを入れる。
自転車が¥200とはいささか高い様だが、私ら一見観光客はそれで良いとして
地元住民には割引があるのかしらといつも気になる。

下り勾配に変り、向い岸の今治造船のニョキニョキクレーンを見ている内に
橋を渡りきってしまった。16:45である。
今日は駅前に泊まるので、駅前に自転車を返したいのだが、17:00までなので
間に合うかどうか分からなかったが、ギリギリで間に合った。
今治の市役所などは20:00までだし、あせる事もないのだが、私はこの後、駅弁を
買うという壮大無比な(^^)企てがあるから、駅前の方が、万事、都合が良い。

「瀬戸の押し寿司」を二つ買った。
一つ¥1260だったか。高いが、一個では足りないし、ハンパなく美味いのである。
今治といえば焼き鳥も有名だが、私は基本、酒を飲まないし、ホテルに入ってから
くたびれた体で外に出たくない。

ホテルにチェックイン、すぐに風呂に入った。
入浴剤も、背中を洗うボディタオルもちゃんと準備して来た準備の良い私なのだが、
替えのブリーフを忘れた(泣)。

その夜は部屋でビールを飲みながら押し寿司を食い、疲れたので早く寝た。
浴衣だからフリチンでも構わないが、明日は勝新太郎の様に「もうパンツはかない」
というわけにはゆかない(笑)。
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自転車に乗りました その五 [旅行]

日頃、ソフトクリームには縁が無いので、去年ここで食べて以来である。
子供でもいればそういう機会も多々あるのだろうが、四十過ぎの独身男が
街中で一人、ソフトクリームを買うというのは、思いもよらない。
以前、新築のマンションを買って住んでいた際、一階にミニストップが
入っていたから、或いはその頃、一、二度食べた事があったかも知れぬが。

一年振りの伯方の塩ソフトは大変美味しかった。
休憩を終えて時計を見れば、すでに15:00を過ぎている。
日は長いし、夜までに今治に着けばいいのだが、だいぶケツが痛いし(^^;;
いい時間に晩飯を食べたいから、そろそろ出発する。

道の駅を出るとほどなく伯方・大島大橋で、ここも¥50橋である。
伯方橋と大島大橋との総称だそうで、2橋の一体構造だからそれなりに長い。

大島に入ると、左手に能島が見えてくる。
高名な村上水軍の本拠地だった島だが、随分と小さい。
伯方島と大島と、鵜島という島の隣にごく小さな能島があるのだが、
この辺り、島々が隣接しているせいか、潮流が荒い。
潮がぐるぐる廻っていて、昔の木造船ではさぞ大変だったろう。
だから、水先案内兼用心棒役としての「海賊」がいた。
近所に村上水軍博物館があるから、歴史好きの方はぜひ。

今は魚釣りの人が多い、のどかな場所である。

さて、サイクリングロードはこれから大島を突っ切る為にしばし海と別れる。
大島と言うが、ここもかつては宮窪町と吉海町の2町であった。
今は宮窪の領域だが、ここから先の宮窪峠が本日一番の難所である。
橋に取り付く際のグルグルループも大変なのだが、標高自体はさほどでは
無いのだが、峠までまっすぐな坂を登るので大変なのである。

まあ、サイクリングだから、平地も峠も無いと面白くないけれど、歳のせいか
段々、ツラくなって来た。
サイクリストでも何でもない、ただの素人だから、キツい坂は自転車を押すし、
下りはブレーキをかける。






タグ:村上水軍
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自転車に乗りました その四 [旅行]

写真がヘタでよく伝わらないが、多々羅大橋はずいぶん長い橋である。
多々羅大橋.jpg
多々羅2.jpg
なるほどこれは¥100橋だわと毎年感心するけれど、今年も去年も一昨年も、
半値のクーポンを買って通っている。

左手に青い海や行き交う船を眺めつつ、「港町十三番地」を唄いながら、
海の上で愛媛県に入った。
大三島からは今治市である。

大三島と言えば大山祇神社なのだが、今治を目指すサイクリングロードからは
外れているのと、昨年詣でたので、今回はパスである。
基本、観光はしないのだが、余裕時間が出来ると、何かしらどこかしらには
寄っているから、一見観光客の端くれではある。

大三島もかつては大三島町と上浦町の2町であった。
サイクリングロードは上浦町の領域を走る。
次の伯方島との間の、潮が渦を巻いている鼻栗瀬戸を見ながら坂を上ると
大三島橋である。
大三島橋.jpg
しまなみ海道ではこの橋が一番古い。
だから初めの内はここだけ自転車用の取り付け道路が無くて、勾配の急な道
を通っていた。
橋も今は有料道路だが、昔は純然たる生活道路だったかもしれない。

橋は短いがダラダラ取り付け道路の長い大三島橋を渡ると伯方島に入った。
島がどこにあるか分からなくても「伯方の塩」は有名だろう。
実はサイクリングチケットに、各施設が割引となるクーポンが付いている。
伯方島の道の駅で売っている「伯方の塩ソフト」も割引になるので、
ここでこれを食べるのが毎年のお約束になっている。
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自転車に乗りました その三 [旅行]

因島大橋からすぐ公園があるので休憩した。
でっかい恐竜?のオブジェが嫌でも目立つので道を間違えようが無い。
ビーチがあり、気持ちの良い公園で、小さな子供とお母さんが遊んでいた。
何年か前までは「因島市」であったから、他の島よりは多少、人口が多そうで、
マンホール.jpg
かつて造船で栄えた面影を今では寂れてしまった繁華街に僅かに感じながら、
グルグルループをあえいで上って生口橋を渡った。
ここも¥50の橋である。
生口橋.jpg

生口島は、自転車で下りた辺りは旧因島市の領域であって、島の大部分を
占める瀬戸田町とは同じ島なのに別な自治体であったが、現在は合併で
因島も生口島も尾道市になっている。
年に一度だが、十年以上通っているとこういう事で年月を感じる。

生口島のほぼ海沿いをゆっくり走る。
右手には穏やかな海と勾配の無い走りやすい道。
カラオケなどとは無縁の私だが、気分が良いので、つい

♪長い旅路の 航海終えて 船が港に 泊る夜~♪ 

などと「港町十三番地」を歌ってみたりする。
私はこの唄は発売当初のバージョンが好きなのであるが、まあ、置いといて。

次の多々羅大橋は県境橋であって、結構長い。
広島県から愛媛県に入る前に、コンビニのおにぎりとじゃこ天で腹ごしらえ。
¥100橋の多々羅大橋を渡って、ちょうど13:00であった。
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自転車に乗りました その二 [旅行]

本州と四国の間を自転車で渡れるとは何とも素敵な事だが、
それまでの生活の足であったフェリー会社や、橋桁の用地買収に際し、
土地を手放したり、安く叩かれたりした人達には迷惑な事であったろう。
物事には光と影があり、なるべく影の部分は見ない様にしているのが
人間なのである。

それはさておき。
瀬戸内海は大きな船が通るから、船の邪魔にならぬ様に、橋はとんでも
なく高所に掛かっている。
だから自転車の場合、橋に取り付くまで山すそをループで登り、渡り終え
ると今度はループして降りる。
自転車は上り坂にはからきし弱い乗り物で、私の様なメタボハゲ運動不足
中年には橋々の登りが毎年コタえるのだが、もとより覚悟の上である。

向島から自転車を漕ぎ始めた。
6段変速の4段まで上げてみたが、割りにスイスイ走る。
いつもの自分では無い様で、これはウソである、こんなはずは無いと思って
いる内に、僅かな登り勾配に掛かるだけでペダルが重くなった。

これで良い。
もとより過信はしていないが、油断はもっと禁物である。
自転車も、やはり危険な乗り物には違いないので、ゆっくりゆっくり走る。
登りはもとよりスピードが出ないが、下り坂ではブレーキを掛け、対向車に
ぶつからないように注意せねばならない。

さて、一年ぶりのサイクリングは出だしは上々。快適な陽気で結構な事である。
ちょっと走ると右手に海が見えてくる。
土日なら釣り人が多いのだが、平日の午前だから人っ子ひとり見えない。
やがて因島大橋の下を一旦くぐり、グルグルループ坂を息を切らせながらあえぐ
様に上り、ようやく橋に取り付いて、休憩がてら写真を取った。
image.jpg
因島大橋だけクルマが上、原付・自転車・歩行者は下という構造になっている。
橋の上から布刈瀬戸を眺めながら渡り、料金所で¥50のクーポンを入れて、
ループを降りると、ちょうど11:00であった。
10kmあまりに一時間掛けている。
タグ:向島 因島
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