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自転車にのりました その六 [旅行]

宮窪峠をあえぎながら、或いは自転車を押しながら、ようやくサミットへ。
この辺りは石切り場や石材店が多い。
宮窪から吉海に入るが、道路脇に「吉海町」の看板がそのまま建っている。
吉の字の左上にごく小さく「旧」というシールが貼ってある。
旧吉海町というわけだが、「今治市」のシールにしなかったのが可笑しい。

渋谷に金王坂に歩道橋が掛かっていて、茶色の歩道橋に「金王坂」と
白いペンキで表示がなされている。
以前、この「王」に点を付けた愉快犯が居て、誰が犯人か知らないけれど、
その歩道橋の上を、渋谷は学校が多いから、女子高生や女子中学生が
歩いている光景は可笑しかった。
中学生のイタズラっぽい所業だが、「旧」吉海町は誰の発案なのだろう。

峠を下り、コンビニで最後の休憩。
ここから下田味港まで一旦下り、本日のハイライトである来島海峡大橋を
渡るのである。
来島海峡大橋.jpg
来島海峡大橋は巨大過ぎて、写真も文章もヘタだから伝わらないけれど、
とにかくハンパねえとしか言いようのない橋である。
私は瀬戸大橋も明石海峡大橋も通った事があるけれども、自転車や歩いて
渡れる海峡橋では、日本ではここが一番ではないかしらん。

サイクリングマップの高低表を見ると、来島海峡大橋の上が一番高いのだが、
橋に取り付くまではループ坂だし、最大のハイライトだから上気しているのか
宮窪峠よりは随分と楽である。
橋に入ると、左手に今治の市街地が遠くに見え、眼下には行き交う船々。
長い橋だが、サッと渡ってしまうのはもったいないからゆっくり進む。
もとより、橋の中央までは上り勾配だから、スピードが出ないのだが。

料金所に¥200のクーポンを入れる。
自転車が¥200とはいささか高い様だが、私ら一見観光客はそれで良いとして
地元住民には割引があるのかしらといつも気になる。

下り勾配に変り、向い岸の今治造船のニョキニョキクレーンを見ている内に
橋を渡りきってしまった。16:45である。
今日は駅前に泊まるので、駅前に自転車を返したいのだが、17:00までなので
間に合うかどうか分からなかったが、ギリギリで間に合った。
今治の市役所などは20:00までだし、あせる事もないのだが、私はこの後、駅弁を
買うという壮大無比な(^^)企てがあるから、駅前の方が、万事、都合が良い。

「瀬戸の押し寿司」を二つ買った。
一つ¥1260だったか。高いが、一個では足りないし、ハンパなく美味いのである。
今治といえば焼き鳥も有名だが、私は基本、酒を飲まないし、ホテルに入ってから
くたびれた体で外に出たくない。

ホテルにチェックイン、すぐに風呂に入った。
入浴剤も、背中を洗うボディタオルもちゃんと準備して来た準備の良い私なのだが、
替えのブリーフを忘れた(泣)。

その夜は部屋でビールを飲みながら押し寿司を食い、疲れたので早く寝た。
浴衣だからフリチンでも構わないが、明日は勝新太郎の様に「もうパンツはかない」
というわけにはゆかない(笑)。
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自転車に乗りました その五 [旅行]

日頃、ソフトクリームには縁が無いので、去年ここで食べて以来である。
子供でもいればそういう機会も多々あるのだろうが、四十過ぎの独身男が
街中で一人、ソフトクリームを買うというのは、思いもよらない。
以前、新築のマンションを買って住んでいた際、一階にミニストップが
入っていたから、或いはその頃、一、二度食べた事があったかも知れぬが。

一年振りの伯方の塩ソフトは大変美味しかった。
休憩を終えて時計を見れば、すでに15:00を過ぎている。
日は長いし、夜までに今治に着けばいいのだが、だいぶケツが痛いし(^^;;
いい時間に晩飯を食べたいから、そろそろ出発する。

道の駅を出るとほどなく伯方・大島大橋で、ここも¥50橋である。
伯方橋と大島大橋との総称だそうで、2橋の一体構造だからそれなりに長い。

大島に入ると、左手に能島が見えてくる。
高名な村上水軍の本拠地だった島だが、随分と小さい。
伯方島と大島と、鵜島という島の隣にごく小さな能島があるのだが、
この辺り、島々が隣接しているせいか、潮流が荒い。
潮がぐるぐる廻っていて、昔の木造船ではさぞ大変だったろう。
だから、水先案内兼用心棒役としての「海賊」がいた。
近所に村上水軍博物館があるから、歴史好きの方はぜひ。

今は魚釣りの人が多い、のどかな場所である。

さて、サイクリングロードはこれから大島を突っ切る為にしばし海と別れる。
大島と言うが、ここもかつては宮窪町と吉海町の2町であった。
今は宮窪の領域だが、ここから先の宮窪峠が本日一番の難所である。
橋に取り付く際のグルグルループも大変なのだが、標高自体はさほどでは
無いのだが、峠までまっすぐな坂を登るので大変なのである。

まあ、サイクリングだから、平地も峠も無いと面白くないけれど、歳のせいか
段々、ツラくなって来た。
サイクリストでも何でもない、ただの素人だから、キツい坂は自転車を押すし、
下りはブレーキをかける。






タグ:村上水軍
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