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収支

会社で、永年勤続表彰の際、家族にも会社から感謝のメッセージカード付き花束を贈るけど、
あなたはどうしますかと照会があったから、もちろん辞退した。
大卒で入社し、長く勤めていれば、女房子供を養いつつ、それなりの役職に就いているという
前提なりモデルの話なのだろうが、何しろこちとら、高卒・独身・一般職のヒラ社員ときている。

田舎の両親に会社から花束を送っても仕方が無いし。

あと、ホテルの宴会場でパーティーがあるそうで、これも辞退した。

部長から、せっかくの機会なのに何故出ないのだと聞かれたのだが、「こんなものに金を
掛けたってしょうがねぇ」などとは言えないから(笑)、「ガラじゃないので」と言っておいたが、
こんなものはそもそも表彰だけでよいのであって、どうせパーティーなんぞやったところで
「私は我が社大いに貢献しました」って自分でシレッと言える奴ばかり集まるに決まっている。

私なぞはその他大勢、ただの一兵卒、足軽の一人に過ぎないからどうでもよろしい。

「いっそ宴会場に爆弾なり毒ガスを仕掛け、会社の’不良債権’を一掃したらどうかね」などと、
太郎ちゃんばりの皮肉を言うと、甚だ不謹慎だと怒られそうだが、もとより、一番の不良債権は
この私である(笑)。

自分なりに、本当に貰った金額分働いたなと言えるのはせいぜい最初の5年くらいだろうか。
若かったし、まだ多少なりに夢も希望もあってバリバリ働き、それで安月給であったから、
それなりに会社の役には立っていたつもりである。

逆に言うと、25年勤めた内、20年はただ会社にぶら下がっていただけであった。
入社以来、良い事悪い事幾らもあったが、この20年は悪い事だらけで、不愉快な日々であった。
「辞める」カードは一枚しか無いし、自分から辞表を出すのは負け犬だと思って我慢していたら、
頭はハゲ、血圧は上がり、だらしないメタボ中年になった。

勤める意味とか、生きる意味とか、未だ自分なりの答えが出ないので悩んでいる。



タグ:永年勤続
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