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金刀比羅宮 [旅行]

土讃線で土佐から阿波をかすめて讃岐に下りて来ると、まもなく前方に象頭山が現れ、
琴平駅に着いた。
知った風な口調で書いたが、私は今まで琴平には「ことでん」でしか来たことが無い。
JRの駅で降りるのも、土佐側から抜けて来たのも初めてなのだが、象頭山は何度も
見ているから間違えようがない。

琴平駅はなかなか風情ある駅舎なのだが、駅名のネオンみたいな看板が気に入らない。
sonet40002.jpg
一昔どころではなく、ふた昔も三昔も前の温泉のホテルみたいである。
まあ、夜に来たことがないから、どういう風に光るのか知らないけども。

駅の売店に小さい手提げのバックがあれば買おうと思っていたのだが、見当たらない。
帰りは「ことでん」だから、琴電琴平駅のコインロッカーに荷物を置くので、財布や
iPodを持つバッグが欲しかったのだけれど、無いものは止むを得ない。
参道の土産物屋ではこういう物は売っていないので、お賽銭や御守のお金をポケットに
突っ込み、金刀比羅宮には手ぶらで登る事にした。
15時過ぎの一番暑い最中に、奥社まで1368段の階段を登るので、サイクリングですでに
大汗をかいているのに、さらに濡れるはめになるから手提げが欲しかったのである。
だからお金は札ではなく硬貨だけを何枚もポケットに突っ込み、タオルを首に掛けて
登ったのであるが、土佐の中村は曇っていたのに琴平は雲が少なくて、本社や奥社から
讃岐富士がスッキリ見えたから、カメラを持ってこなかったのは大失敗であった。
一応、、奥社から撮った写真を上げておくが、雲が多いとパッとしない。
sonet40003.jpg

15時過ぎから登り始め、毎度のお断りだがハゲメタボ中年であるから汗の塊と化したが、
奥社まで登って、琴電琴平駅に戻って来たら16:20であった。
私は運動不足解消のレクリエーションとして、自ら好きでやっているけれど、他の人に
金刀比羅宮参拝の所要時間を訊かれても何とも答えられない。
785段の本宮で帰ってしまう人が殆どであって、奥社まで行く人は極めて僅かな数だから
それなりの覚悟が要るという事は申し上げておく。

アイスを食べながら待っているうちに、やがて36分発高松築港行の改札が始まった。
2両編成の列車であるが、ことでんはワンマン運転では無く車掌が乗っている。
sonet40001.jpg
標準軌間をゆさゆさ揺られ、途中の円座駅で降り、高松空港行のバスに乗り換えた。
このまま帰っても良いのだが、汗を流したいから、今晩は空港手前のホテル泊にしてある。
電車やバスから田んぼを見ると、土佐では8月には稲刈りが出来そうであったが、讃岐は
まだまだであって、日本は広いなと思う。

ホテルの大浴場で汗を流した後、夜からは池上彰さんの選挙特番を視た。
選挙の結果は予想通りだったけど、高松でテレビ東京系が視れたのが驚きであった。

♪船が着く町高松に 今日の泊まりは決めました・・・
佐々木新一「あの娘たずねて」の歌詞であるが、せっかく高松に来たのに、船も見ず帰る。
なに、高松だけでなく、松山も宇和島も高知も素通りであったが。(了)

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